光ファイバと
ガラス微細加工の
エキスパート

新着情報

  • 2023年11月17日

    この度、光ファイバ給電に関する特許を取得しました。特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)にて閲覧可能です。
    特許番号: 第7387112号
    名称: 光給電システム及び光給電方法

  • 2021年11月29日

    国土交通省建設技術研究開発助成制度の2021年度採択課題の概要が公開になりました。
    詳しくはこちら

  • 2021年10月29日

    令和3年度 建設技術研究開発助成制度の公募に当社とインテグテック株式会社 で応募した「光ファイバーによるROV(遠隔操作型無人潜水艇)への給電と通信を同時に行うシステムの研究開発」が採択されました。

  • 2014年2月5日

    平成25年度開催のひまわりベンチャー育成基金に当社の「光ファイバテーパーモジュールの開発・製造・販売」が選ばれました。

  • 2013年11月20日

    第12回ベンチャー・カップCHIBAビジネスプラン発表会にて当社が「光ファイバモード変換器の開発・製造・販売」のテーマで準グランプリに選ばれました。

  • 2012年5月21日

    平成23年度グローバル技術連携・創業支援補助事業に採択されました。

当社の強み

私たちは、光ファイバ及び光フォトニクス技術とガラス微細加工技術を融合させた新製品を設計開発しております。ガラス微細加工技術を追求し、独自の高い技術でガラス微細加工製品を提供しています。
また、光関連の固有技術、及び工程管理、ISO9001等の管理技術など、実務経験に基づいたコンサルティングの提供も行っています。

1.ガラス微細加工技術

・テーパー化技術
光ファイバ、ガラスキャピラリを加熱し延伸することによりテーパー光ファイバ、テーパーキャピラリを作製しています。加熱条件、延伸条件によってテーパー形状や先端径について変化させることができます。
光ファイバをテーパー化すると、コアも外径と同様にテーパー化することができ、様々な光特性を付与することができます。
また、ガラスキャピラリについてもキャピラリ穴をテーパー化することができます。

・ガラスジャケット技術
光ファイバのように円柱状のガラスに異種のガラスを溶融一体化する技術です。外径φ125µmの石英ガラス上に外径φ0.5mm~1mm程度のガラスをジャケットし一体化することができます。

・ガラス表面加工
光ファイバやガラス管の表面を粗面化します。粗面化することによって光を散乱させることができます。
粗面化部分の強度は平滑な表面に比べて少し強度が劣りますが、樹脂やガラスで保護することで実用上は強度的には問題ないレベルとなります。

2.光ファイバ製品の設計

・光ファイバの選定、被覆の設計、構造の設計
製品の用途に応じて光ファイバを選択しご提案します。使用波長、伝送方式、伝送パワー等条件に合わせて設計します。
光ファイバの保護のための被覆に関しても適切なものを設計しご提案できます。耐環境性、引張、曲げなど物理的な特性、信頼性などさまざまな使用環境に適合した構造を提案します。

・光ファイバ端末の設計、及び光学設計
光ファイバの入出射端末において、様々な機能を付加した端末を設計します。また光ファイバへの出入射条件についてもご提案いたします。
端末での気密性や温湿度条件、耐熱性、生体適合性など特殊な環境条件についてもご相談ください。

3.新技術への挑戦

・Power over Fiber
光ファイバを介してエネルギー伝送を行う技術です。電気エネルギーの伝送が得意でない分野でのエネルギーの供給を光で行います。
例えば銅線のケーブルで水中ドローンに給電するとともに通信も行う場合Φ9mm程度のケーブル径が必要になりますが、光ファイバを用いた給電/通信を行うと同じ給電量で比較してケーブル径はΦ4mmとなり、水中での潮流による抵抗を小さくできます。
現段階では給電効率は銅線に比べやや劣っていますが、水中での抵抗力のロスを軽減できるため有効な手段となりえます。E/O変換効率、O/E変換変換効率、接続ロス、線路のロスを小さくし、エネルギー効率を高めていく必要がありここが重要な課題です。

製品のご紹介

光ファイバテーパー

光ファイバをテーパー化することで、先端からの光の出入射状態が通常とは異なる挙動を示します。センシングや、機能性デバイスなどへの応用も期待されています。

ファイバ種 :SMファイバ、MMファイバ、その他
テーパー先端径 :1µm以下まで加工が可能

モードフィールド径変換

シングルモード光ファイバのモードフィールド径(MFD)は1550nmにおいて通常φ10.5µm程度ですが、テーパーファイバからの出射でφ3.0µm程度まで小さくできます。
右図はエアクラッドでのテーパーからの出射のNFPです。ちなみにMFDはガウス分布形状の中心のピークから1/e²(約13.5%の高さ)となる部分で定義されています。

モード変換/コア径変換モジュール

光ファイバテーパーを用いた光ファイバモード変換モジュール、およびコア径変換モジュールです。
モード変換モジュールは、マルチモード光ファイバ(GIファイバ)とシングルモード光ファイバを接続することができます。
コア径変換モジュールは、テーパーファイバを用いたマルチモードファイバのコア径を変換するモジュールです。コア径の異なるマルチモード光ファイバを接続する際、接続損失の低減になります。

側面散乱加工ファイバ

光ファイバの側面から光をほぼ均一に散乱するように加工します。光ファイバは端末付近でも中間でも被覆除去し、ガラス表面を粗面化することにより光を側面に散乱させます。
写真の例は、光ファイバ先端近傍の位置で矢印の長さの範囲で可視光が散乱するように加工し、その周囲をガラス管で保護しました。
加工部分の外径はφ1.2mm、光ファイバへの入射パワーは1W程度まで可能です。
光ファイバのサイズは、φ200µmからφ1000µm(1mm)の実績があります。

クラッドモード除去器

光ファイバのクラッドモードを除去するためのものです。
光ファイバを接続する場合、クラッドに光が入射してしまうことが起こりえます。例えばファイバレーザとデリバリーファイバを接続する際に一部ポンプ光がデリバリーファイバのクラッドに入射したり、ミラーなど他の光部品から入射したりする場合、または光をレーザー加工用の対象物(ワーク)に照射した場合の戻り光などが考えられます。これらのクラッドモードはファイバ被覆や接着剤などクラッドより屈折率の高い部分と接している所では漏れ出し、そのパワーが大きい場合はダメージを与えるという問題があります。
クラッドモード除去器は、これらの不要なクラッドモード光を入射端の直近で強制的に除去し、ファイバにダメージを与えないようにすることができます。また、コアに入射した光信号をクラッドモードが悪影響を及ぼさないようにするノイズ除去の効果もあります。

光ファイバライトガイド

片端は1個のフェルール内に光ファイバを複数本集合し、他端は1本ずつに分岐しています。集合側は出入射が1個のフェルール内で行うことができるほか、複数の光源から光を集合したり分配したりすることもできます。最大7本まで集合することが可能です。単芯側で光源またはセンサーやPDを接続することにより、光の供給、取出しが自由に選べます。特殊なライトガイドとしていろいろな用途でご利用いただけます。ファイバ種、構造のバリエーションに関してはご相談下さい。

光ファイバライトガイドの製品例
  1. 光パワーのモニター: 何本かのファイバから光を出射し、残りのファイバで反射光をモニターできます。例えば単芯側から6芯の光を入射し、残りの1芯のファイバで戻り光の光量をパワーメーターなどでモニターすることができます。
  2. 蛍光などの検出: 多芯側の中心のファイバからある波長の励起光を出射し、出射光に励起された蛍光を多芯側の残りのファイバに入射させることにより、単芯側で検出することができます。単芯側で微弱な蛍光をまとめて分光器などに入射させた場合は、単芯側の構造を変更することは可能です。
  3. 複数の光源のコンバイン: 単芯側から複数の光源の光を入射し、多芯側の端面からまとめて出射する。クラッド径125µmのファイバであれば375µmの直径から7本分の光をまとめて出射できます。出射光の波長は光源の波長に依存するため、同一波長でも、複数の波長でも自由に組み合わせることができます。

PMファイバアセンブリ

    PMファイバパッチコード、その他PMファイバアセンブリを提供いたします。ご相談ください。
    PMファイバ単芯パッチコードはER≧25dBのものも可能です。
    MPO4芯~8芯PMファンアウトコードはER≧21dBで提供できます。

テーパーキャピラリ

ガラスキャピラリをリドローした形でテーパー化しています。
テーパー先端は、外径φ数μm~数10μm程度、内径φ1μm~10μm程度です。
シリンジ等の液体輸送、電子ビーム、X線の集光レンズなどに使用用途がある他、テーパー形状を制御することも可能です。(尖っている・丸くなる・凹凸など)
サイズ、形状、材質、その他応用技術など、要望がありましたらご相談下さい。

その他製品

  • ガラス加工品、光ファイバ加工品、光関連部品のお取扱いを行っております。
  • 特殊用途の光ファイバ、及びその関連製品の設計開発、販売なども可能です。
  • ガラスキャピラリ、ガラスロッド、ガラス微細加工品、その他関連する製品をご希望の方は、ご相談ください。

コンサルティング

光に関する
技術的なコンサルティング

光ファイバ伝送技術を応用した製品開発の支援、マーケティング、製品設計、プロセス設計、調査等を行います。
製品設計、プロセス設計ではお客様の持っている現場の情報及び固有技術と、弊社の光技術を融合させることにより新しい技術、製品を生み出すことができます。製品別で分類しますと、光ファイバ、光ケーブル、光コネクタ、コリメータ、光パッシブ部品(スプリッター、アイソレータなど)、光アクティブ部品(トランシーバー、光アンプ)、光パワー伝送関連製品、光センシング用アセンブリなどです。 また光伝送システム全般に関する解説や調査なども行っています。

過去の実績例

  • 光ケーブル被覆材料の新規参入調査
  • 光パッシブ部品の販路開拓、技術資料及びカタログ作成等
  • 光線路保守工具の要素技術開発委託
  • LEDの放熱設計・海外ケーブル会社の日本市場参入調査、戦略立案
  • バイオメトリック認証等、セキュリティ技術の調査
  • 医療用光センシングプローブの開発

品質向上・コストダウンなど
管理技術コンサルティング

ISO9001品質管理システム(QMS)の構築支援、ISO認証取得支援、品質監査実施、ISO13485(医療機器QMS)構築支援、製造工程の改善、コストダウン、納期遅延の改善、不良の低減等、品質の改善にお役に立ちます。

過去の実績例

  • 海外(中国、台湾)の光通信部品メーカーの日本企業における
    認定監査の事前準備
  • 光パッシブ部品会社の生産ライン立上げ(研究開発から工場移管時の製造の仕組みづくり、5S、不良の分析、製造原価分析など)
  • 光部品メーカーのISO9001認証取得準備(品質マネジメントシステムの構築と運用支援)
  • 光関連商社に対するISO9001、ISO14001(2015年版)の解説

会社概要

会社名 ファインガラステクノロジーズ株式会社
代表者 脇田 徹
所在地 〒260-0013
千葉市中央区中央3-13-7コスモ千葉中央ビル308号
アクセス 電車の場合
京成千葉線千葉中央駅東口を出て、東金街道を東へ向かって徒歩約5分です。
お車の場合
京葉道路貝塚ICを降り、千葉市内に向かう。近くに駐車場あり。
連絡先 TEL : 043-441-8206
FAX : 043-441-8207
MAIL : fineglass@fineglass.jp
設立 2006年
資本金 500万円
従業員数 1名(2022年1月現在)
取引銀行 千葉銀行・京葉銀行
沿革 2006年 千葉市美浜区にて、ファインガラステクノロジーズ株式会社設立
2007年 市川市南八幡にオフィスを移設
2010年 千葉市中央区にオフィス兼ラボを開設。ガラス加工設備を設置。
事業内容 ガラステーパー製品開発・販売
光ファイバ微細加工製品開発・販売
光関連部品の製品開発・販売
ガラスの微細加工
光技術に関する技術的なコンサルティング
ISO9001他品質管理システムに関するコンサルティング

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